前回のあらすじ
ゆんは多嚢胞性卵巣(PCOS)と診断されました。ではどうやって治療するの?
それでは薬を飲みましょう
診断を受けたからには、治療をしなければなりません。私は、卵巣が弱っているのか、排卵が起こるまでにものすごく時間がかかるタイプだということがわかったのですが、将来的に子どもが欲しいとなったときに卵巣が排卵することを忘れてしまっていてはよくないですからね・・・
治療方針としてはまず、現在妊娠希望(挙児希望)があるかどうかで分かれます。
挙児希望がある場合は、まず排卵を起こさせることが第一なので、排卵誘発剤を使用したり、育ちきっていない卵子を外科的に取り去り、新しく育てさせる手術を行ったりすることもあります。しかしながら、私は現在の挙児希望はないので、まずはホルモンサイクルを整えることから始めることになりました。
軽症であれば(エコーでは異常がないけれど、なぜか月経が来ない場合)この時点で漢方薬に移る先生もいらっしゃるようですが、今回は明らかにホルモンの数値に異常があったのでまずはエストロゲン・プロゲステロンを補給する薬を飲むことになりました。
下垂体ホルモンではなく卵巣ホルモンを投与する理由として、直接的に投与しやすいこと、投与によってフィードバック機能が働くからということが挙げられます。ちなみに、下垂体は卵巣から分泌されたホルモンなのか、外から投与されたホルモンなのかは判断できないので、外から正しい量のホルモンが投与されたことによって下垂体はそれに応じた量を分泌するよう卵巣に指令を出すことができるようです。
私が受け取った薬は「プレマリン」「デュファストン」でした。
まずはこれを10日飲み、排卵後のようなホルモン状態にします。
薬が切れてから数日で生理が来るはずなので、きたら周期はリセット。その後、5日目からプレマリン(エストロゲン)を21日間飲み、その後16日目から10日間デュファストン(プロゲステロン)を飲みます。この周期を3回繰り返し、そのホルモン周期(ほぼ28日)を下垂体に覚えさせます。その間卵巣を休ませて、薬がなくなったときに指令に応じてしっかりホルモンを出せるようにするのが狙いです。
ホルモンは1日分なので、ちゃんと1日ごと(24時間ごと)に飲むのがふさわしいようです。私は夕食後に飲むよう指導されました。
ピルじゃなくていいの?
ピル(OC)も、いろいろな種類があるのですが基本的にはEP合剤(エストロゲンとプロゲステロンが入っているもの)なので、作用機序としては同じです。しかしながら、ピルの方が私が飲むホルモン剤より力価が強く(5倍くらいらしい)その分きちんとコントロールするけれど、副作用が強いという欠点があります。ただ、ピルによってPMSやPMDDが抑えられたり、肌荒れが治ったりすることもあるので、一概には言えないとのこと。私はまずはそこまでの悩みはなかったので、弱い薬からスタートしましたが、将来的に効果がなかったら強い薬にする可能性はあるようです。
今日で4日目
そんなこんなで今日で4日目になりました。変化としては、一昨日までは36.4℃くらいだった基礎体温が今朝は36.7℃になったことでしょうか。高温期かな?また急に体重が増えた(1kgくらい)のも気になる。むくみかな・・・
チョコレートを食べすぎないように気を付けます。
お読みくださりありがとうございました。
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