プロフィールで旅好きを公言しましたので旅ブログ第一弾です。
次々と姿を消す高級寝台特急たち
私には、幼い頃から夢がありました。
それは「寝台列車に乗る」こと。
小さい頃に買ってもらった電車の本には、ブルートレインと呼ばれる寝台特急がたくさん掲載されていました。トワイライトエクスプレス、北斗星、カシオペア。長時間電車に乗れるなんて夢のよう。そして豪華な車内の写真の数々。あ〜、いつか乗ってみたいなあ。
ところが。
新幹線や格安飛行機の煽りを受け、こうした高級寝台特急が次々と姿を消したのです。
当時私はまだ学生。お金もありませんし、プレミア化したチケットを手に入れるつてもありません。ネット記事やホームページを読みながら、乗りたかったな…とため息をついていました。
しかし、調べていくうちにまだ運行している列車が見つかったのです。その名は、サンライズ出雲・瀬戸。東京発14両編成で、途中岡山で分割して出雲市駅と高松駅に向かいます。出雲大社にもお参りしたかったので、今回は出雲行きに乗ることにしました。
比較的値段も安く、高級志向というよりリーズナブルな列車なので、こういった旅行が初めての私でもできそう。早速、最寄駅のみどりの窓口にて申し込むことに。
1ヶ月後のチケットのみ!切符を購入
窓口に行って尋ねると、「チケットは1ヶ月後のものしかありません」とのこと。JRがチケットを発売するのは1ヶ月前(お盆などはもう少し早く発売することも)ですが、それからすぐに売り切れてしまうそう。空いている日付のものを購入しました。
ここで少しダイヤとそれぞれの部屋について紹介します。
サンライズ出雲は、東京を22時に出発。途中横浜、熱海、沼津、富士、日付変わって静岡、浜松。そこからすっ飛ばして姫路、岡山。ここで瀬戸と分割され、倉敷、備中高梁、新見、米子、安来、松江、宍道に止まって出雲市駅には9時58分着です。
サンライズ出雲には、A寝台(シングルデラックス)、B寝台(シングル・シングルツイン・ツイン)、ソロ、のびのび座席(特急料金のみで利用可能)の4種類の席があります。ロイヤルルームはありません。その他の設備はトイレとシャワーで、食堂車や車内販売はありません。ミニラウンジがあり、少し座ることも(ただしこれが恐怖)
A寝台(一人用):シングルデラックス。一番高級で高い座席。ホテルみたいで椅子と机、洗面台がついています。2階のみ。
B寝台(一人用):シングル。私が泊まったお部屋。ほぼベッドのみ。1階席と2階席があります。でも個室。
B寝台(二人用):シングルツイン、ツイン。部屋によって、2段ベッドのところと補助ベッドのところがあるようです。一人で泊まることもできます。
ソロ(一人用):シングルより1000円くらい安いお部屋。狭いらしいです。
のびのび座席(一人用):隣とはカーテンで仕切られただけの簡易寝台のようなもの。安くいきたい方にはおすすめ。
ちなみに、寝台特急に乗るには、乗車料金+特急料金+寝台料金が必要です。特急料金は(単純比較はできませんが)新幹線よりは安いけど、寝台料金を足すとトータルはこちらの方が高くなります。ただ、東京から出雲市の料金は、シングルだとのぞみ+やくもより3000円高いくらいなので、思ったほど高くないなという印象でした。
私が購入したのはサンライズ出雲の「シングル」座席。14号車の1階席でした。
いざ乗車
普段は駅に行かない時間帯に大きい駅に向かい、出発。
↑室内の様子。電車がひた走る音と、ハンガーが壁に当たる音がします。
車内はほぼベッド。日帰り予定だったので荷物は小さな鞄だけです。スーツケース持ってきていたら置く場所はなかったかも。コートをハンガーにかけ、寝転びます。
夜更けなので車内はしんとしています。夜間最後の停車駅である浜松を出ても、途中名古屋などいくつかの駅には止まったようです。3時くらいまでは眠れず起きていたのですが、しばらく寝てしまいました。
起きたのは6時。分割を撮りに、7号車と8号車の間までいきました。
↑サンライズ出雲と瀬戸を切り離す瞬間。岡山駅にて
その後、また9時くらいまで熟睡。米子についた頃におきました。
車内を探検してみたくなり、デッキやラウンジへ。自販機があります。
ところが、山陰線は揺れて揺れて、30秒くらいで乗り物酔い。それは出雲に着くまで治らず・・・
しかも、ドアをロックしていた4桁の数字(自分で決められる)を忘れてしまう始末。運がいいことにそこに車掌さんが通りかかり、開けてくれました。(そういう人は結構いるらしいです)
到着してまずしたのは、酔い止めを買うことでしたとさ。ありがとうアネロン。
その後は出雲大社をはじめ市内観光し、10割そばを食べ、帰りは新幹線で帰りました。
またいきたいなあ(今度は酔い止め必須で)
お読みくださりありがとうございました。
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