華優希ちゃんについて

宝塚

こんにちは、ゆんです。

はいからさんが通る千秋楽翌日であった月曜日、公式ホームページから花組トップ娘役・華優希ちゃんの退団が発表され、翌日には記者会見が行われました。

私は今まで、ライトな宝塚ファンとしてスターさんの退団を見送ってきたのですが、今回は発表から4日経ってもまだ心のどこかに心残りな気持ちがあるので、記事にしたいと思います。

それでは始めます〜!

春風のようにふわっと吹いたトップ娘役

宝塚は男役がメイン。それは揺るぎない事実です。

ただいままで、私が一目見てファンになった愛希れいかさんのようにそれだけで自立して、一人でバウホール公演もできるようなスーパー娘役や、雪組のちぎみゆ・だいきほコンビのようにコンビとして相乗効果を生んで、組としての人気を高めた娘役もいました。

それに比べて、華ちゃんは(就任期間が短いのもありますが)前半は明日海さんの退団、後半は柚香さんのお披露目の印象が強く、メインに語られることは多くないかもしれない。でも、私は華ちゃんがトップ娘役を務めた期間の花組が大好きでした。

映像ではありますが、金色の砂漠やポーの一族も見て華ちゃんの可憐な姿に胸を打たれました。

そして今回の紅緒さん。

明日海さんは誰から見ても一時代を築いた、トップオブトップ。

柚香さんも、スター揃い95期の先頭を走って抜擢され、1番にトップを務めた若くて才能あふれるトップスター。

二人とも、その人本人だけでキラキラと発光できるトップスターです。

でも、さらに華ちゃんがいたことで、もっともっと二人の良さが輝いたと思う。

私から見て、華ちゃんは高級なホテルのお部屋に香るアロマや、メインディッシュの味を引き出すスパイスのような輝きをしていて、明日海さんと柚香さん二人の良さを精一杯引き出した相手役だったと思います。

歌や踊りの技術が、とかか弱そうな雰囲気が、と言われても、華ちゃんは間違いなく花組の歴史を語るに欠かせないトップ娘役の一人でした。

逆に、華ちゃん個人というよりも、花組のトップ娘役としてみていたからこそ、華ちゃんが退団することがこんなに悲しいと思わなくて、今そんな自分にやや驚きながら綴っているのかもしれません。これこそまさに、「失って初めて気づく大切さ」なんだろうな。大切なものは「大切だよ」と唱えるだけでなくて(華ちゃんの大切さを、私は理解しているつもりでした)心の底から感じていないといけないんだろうな。

私が、華ちゃんの好きなところ

「華ちゃんは花組を支えるのに必要だった」といくら話しても、それだけでは足りません。

華ちゃん自身の好きなところが、ちゃんとあります。

私が華ちゃんに惹かれるポイントは、ズバリその

宝塚には、華ちゃんより歌が上手な娘役さんは何人もいます。でも、お芝居の声が好きな人は誰、と問われたら私は華ちゃんのことをすぐに思い出すでしょう。

高くて濁りのない、女性らしい声を響かせて、走ってもかすれることも途切れることもなくセリフを話せること。緊張したりしまった!という演技の時は、ちゃんとそのようにコントロールされていて、安定していること。彼女の大きな魅力だと思います。私はあの声が好きですし、あの声でセリフが聞けるならありがたいことだと思います。

たった一言でも強い、凛とした印象を与えるので、下級生の頃から注目されたのはそのおかげなのかな、とも思います。

次は別箱公演

華ちゃんが退団までにトップ娘役を務めるのはあと2演目。

東京国際フォーラム・梅田芸術劇場で行われる、「NICE WORK IF YOU CAN GET IT

そして退団公演となる、「アウグストゥス-尊厳ある者-」「Cool Beast!!

私は学業の都合で、ナイスワークを見に行くのが絶望的(数日しかチケットを取れない)なので、次観に行くのは退団公演となるでしょう。

退団まであと8ヶ月ありますが、長い冬を超えて春を経て、7月に卒業となったらもうあっという間だろうなと思います(私にとってもあっという間だな)。

まだ梅雨明けしていないと思うのですが、退団日は晴れるといいな。

その頃には感染症も収まって、最後のお見送りもできたらいいな。

最後に

時期は違うけれど、そよ風のような華ちゃんが退団した後はまるで、桜並木が葉桜になったような頃に、「あの頃はバタバタしたなあ」と振り返りながら新生活に慣れていく時のような、そんな感覚に襲われることでしょう。

これからの8ヶ月、私にとっても大切な8ヶ月です。

華ちゃんを笑顔で見送れるように、私も頑張って、7月4日を迎えたいと思います。

お読みくださりありがとうございました。

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