飯田線全線乗ってきました!前編

こんにちは、ゆんです。

最近またコロナの患者さんが増えてきて、予断ならない状況となってきました。感染拡大が問題視されている中で、初めての冬を迎えることとなるので、どうなるのか・・・適切な感染対策を取り、自分が罹らないように、またかかっても広めないように注意していきたいと思います。

ところで、遡ること数週間前・・・まだ第3波がそれほど叫ばれていなかった頃、私はやってみたかったことの一つを叶えました。

それは、「飯田線に乗ること」

恋愛成就の駅として有名になった「小和田駅(読み方は「こわだ」)」など、愛知県・静岡県・長野県の県境に並ぶ秘境駅をひたすら車窓から眺める旅です。

なぜ?

私は元々旅好き(乗り物も好き、御朱印巡りも好き、ご飯より観光名所を回りたいタイプ)なのですが、このコロナ禍でなかなか飛び回れないのも事実。

Go Toキャンペーンを使ったこともあるのですが(こちらの記事参照)、高いホテルの方が割引率が高くなることもあり、「せっかくだから」の気持ちがあってどうしても高価になってしまう〜!

ということで、YouTubeでも見て気を紛らわせていたところ見つけたのがこの路線でした。

愛知県豊橋市の豊橋駅から、途中静岡県を通って長野県辰野町の辰野駅まで195.7km。多くの列車は中央線の岡谷駅まで、また一部の列車は長野駅までと直通運転しているものもあります。途中飯田駅までは「ワイドビュー伊那路」という特急が一日2往復しているのですが、飯田〜辰野間は特急はなし。全ての経路を鈍行で行くとおおよそ7時間〜8時間かかります。

まあでもずっと天竜川沿いを走っていくし、晴れの日なら景色も良いに違いない!ということで乗ってみました〜!

ちなみに参考にしたYouTubeはこちら。

・スーツさんの(136)全然飽きない!日本最長普通列車7時間の旅【2度目の最長往復切符の旅 第156日】《上諏訪駅→豊橋駅》

・西園寺さんの41)飯田線・普通列車7時間乗車があまりにも暇すぎて円周率を覚え始める始末【最長片道切符・豊橋~岡谷】

余談ですがお二人とも大学生ということで、おそらく年齢も私とあまり変わらないのではないかと思いますが、企画力とトークがおもしろいのでついつい見てしまいます。

豊橋駅〜愛知県内

私が乗ったのは以下の電車。

豊橋駅8時11分発 天竜峡駅12時07分着

天竜峡駅12時33分発 岡谷駅15時55分着

所要時間は7時間44分です。

本当は直通のに乗りたかったのですが、その後の経路を考え断念・・・!ただ、どちらにせよ途中駅で通過待ちのため結構止まるので、所要時間はそんなに変わらないのかなとも思ったり。

時刻表を見ると、豊川駅行きは30分に1本程度はあるようです。そしてそれなりに賑わっています。その先新城行き、本長篠行きも1時間に1本程度。ただ、その先となると極端に本数が少なくなる印象でした。

事情があって平日に乗車したのですが、豊川の少し先まで全然座れず、高校生や社会人が通勤・通学に利用している様子で結構賑わっていました。また、ハイキングに行く様子のご婦人たちが仲良く地図を広げておしゃべりしていました。

地形を見ても、本長篠あたりまではひらけた土地だったのですが、その先になるとグッと山間地帯に入っていきました。

新城駅。ここで8分停車します。いいお天気!

本長篠の一駅手前、長篠城駅。お城をかたどったゲートがあります。

トンネルに入ってきました。

東栄駅。鬼の形をした駅舎です。ここも無人駅とのこと。

この辺りは東栄町の中心街ということで、少し開けて民家も見渡せました。

ここまでが愛知県です。次の駅から1時間強、静岡県に入ります。

静岡県

出馬駅から静岡県に入ります。飯田線は駅間隔が短く、平均して2km程度とすぐ着くのが特徴ですが、ホン長篠から30分くらいなのにもうすっかり山奥の駅という印象です。

早瀬駅のあたりでしょうか。今までも川沿いを走ってきたのですが、より太くなり天竜川の本流に近づいてきたように思います。奥に橋が見えますが、地図を見るとおそらく国道473号かも?(違っていたらすみません)

10時22分、中部天竜駅に到着しました。すでに豊橋から2時間以上が経過していますが、景色が綺麗なのでまだまだ飽きません。ここで20分停車します。

中部天竜駅には、電車模型?の展示場のようなものがありました。調べたら、2009年に閉園した「佐久間レールパーク(リンクはwikipedia)」というところなのだそうです。リニア・鉄道館の開園にあたり展示物をそちらに移したのだとか。すご〜!!行ってみたかったなあ。

豊橋駅で撮った電車の写真がブレていたので、ここでパシャリ。

旧佐久間町(浜松市天竜区佐久間町)の街中を通るので、この辺りも少し賑わっています。

車窓からは小学校が見えました。

この辺りから乗ってきた老婦人方が、最近診療にあたるようになった新しいお医者さんがイケメンだと話に花を咲かせていました。地域の人の足となっていることが窺えます。

佐久間発電所の横を通りました。当初は発電所の位置に佐久間駅があり、飯田線も資材を運ぶのに活用されたそうです。ダムの完成に伴い、路線が変わったようです。

佐久間駅。奥には図書館があります。ステンドグラスがおしゃれ。意外にもここはすぐ発車しました。中部天竜で20分も止まったのでそりゃそうか。

この辺りは川に比べかなり高いところを走っていることがわかります。覗き込むとちょっと怖いかも。

11時06分、水窪駅に着きました。ここには伊那路も止まります。

それにしても、浜松市って広いですね。市民の方にとってはここでも市内観光になるからすごい(たぶんやらない)。

ここからは通称「秘境区間」に入ります。

ところで、毎年秋頃の週末に、飯田線秘境駅号という臨時列車が走るそうです。列車の形態としては伊那路と同じ電車で急行という扱いなんだそうですが、秘境駅号と名乗る通り停車駅の偏りがすごい。新城駅には止まりますが、その先中部天竜も水窪もすっ飛ばして秘境駅にばかり止まります。そしておそらく一駅に15分くらい止まるんだろうな。

ちなみに停車駅のうち秘境駅と呼ばれるのが、柿平駅、小和田駅、中井侍駅、伊那小沢駅、為栗駅、田本駅、金野駅、千代駅だそう(諸説あり)。毎年チケットが大人気なんだとか!

何はともあれ私は乗っていないので、記念セレモニーなどには参加できなかったけど、静かな雰囲気を楽しむことになりました。

大嵐駅。駅自体は静岡県浜松市にありますが、すぐそこが愛知県豊根村との県境らしく、むしろ豊根村の中心駅だそうです。駅舎がちょっとモダン。

ちょっとブレてしまったのですが小和田駅。「恋成就駅 小和田」との立て看板も見えます。

奥に見えるのが天竜川。そして反対側は断崖絶壁。文字通り駅以外何もありません

ちなみに、打ち捨てられたミゼットはわからなかったのですが、バイクはわかりました。どちらにせよ古い。

降りてみるという案もありましたが、次の電車まで2時間待ちとのことで、そこまでやる勇気がなくそのまま通過しました。

ここで静岡県も終わりです。

追記:スーツさんが12月7日に投稿した「廃村の秘境駅、小和田に行ってきた」という動画が、小和田駅について詳しいのでご覧ください。おそらく、飯田15時58分発ワイドビュー伊那路4号豊橋行きに乗り、17時05分水窪着→折り返して普通岡谷行きに乗って小和田駅(17時16分着)に行ったと思われます。帰りは、19時10分小和田発普通上諏訪行きに乗ったかと思います。私もスーツさんのノートを見てみたかったですが、それより前に行ったのでみられる訳もなく・・・(それ以前に降りる勇気が出なかった)

長野県

ここからしばらくホームが反対側(右側)だったので撮影せず(席がなかったのではなく椅子に根が生えてしまっただけ)次の駅は平岡駅でした。

いつか行ってみたいなあ。

さてこの辺りになると、天竜川の本流沿いを走るのでとっても綺麗です。

紅葉はもうちょいだったけど、川に山が反射してきらきらしています。昼になり、窓に反射して上手く撮れない写真もあったけど、綺麗なスポットもたくさん!この辺りは撮りごたえがありますね。

金運が上がると言われる、金野駅。

そして12時07分、天竜峡駅に到着しました。ここで乗り換え。

この辺りでは結構有名らしい、おたふく豆を購入。

お正月に食べる甘いお豆のようです。

天竜峡〜岡谷は次回!

お読みくださりありがとうございました。

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