チケット転売禁止法と、ネットでチケットを譲った話

宝塚

こんにちは、ゆんです。

今日は、宝塚に限らず、ミュージカルを観劇するにあたり避けては通れないチケットの話をしたいと思います。

☆2020/07/13追記☆ 現在、宝塚歌劇は花組「はいからさんが通る」から公演再開を決定しましたが、感染症対策のため全ての席で当日発券、本人確認を実行しています。本人名義でとった友の会チケットを、どのように他の人に渡すんだろう?と思いますが、公式からもおけぴなどの譲渡サイトに載せないよう警告がなされています。必ず本人が観劇するようにしてほしいし、万一いけなくなった場合は劇団が公式で認めている譲渡サイト「チケトレ」を利用するようにお願いします。

昨年6月にチケット不正転売防止法が施行となり、これでダフ屋や転売行為がなくなる!と噂されながらも、実際はチケットがプレミア化するたびに高額転売が後を立ちません。Twitterなどでも、毎回のように「この人たち通報しましょう!」と言う呼びかけが目立ちます。

この法律が施行になったことで、劇団もリセールサービスをつくるなどいけなくなってしまったチケットの救済をおこなってくれていますが、何ヶ月も先のチケットを取らざるを得ない現状でどうしても行けない・・・となったことはあるはず。私も2回チケットを譲る経験をしましたので、紹介したいと思います。

⭐︎紹介する舞台名、日程は明らかにはできないのですがご了承ください。

チケット不正転売防止法は、チケット転売そのものを禁止する法律ではなく、「元の値段より高い価格で転売することを禁止する」法律です。

有償譲渡=利益を得てチケットを売ることを禁止するチケット、入場者の氏名が記載されているチケット、興行の日時、座席などが指定になっているチケットが対象です。

つまり、新幹線の自由席などは氏名も書かれていないし自由に列車を選ぶことができるので対象外、ということですね(わかりづらい例えすみません)

チケットサイトで譲渡した話①手渡し

せっかく取ったチケットなのに、日程が合わず行けなくなった!どうしよう!

当時はリセールサービスなどもなく、このままだとゴミになってしまう。お金もパーだ。

状況

チケット自体は半年近く前からとっており、当日は別の用事を済ませてから観劇して帰る予定でした。しかし都合により1本はやい新幹線に乗らなければならなくなり、行けなくなりました。しかもそれが分かったのが上演の2日前。当時私が思いついたのは、Twitterでお譲り先を見つける、サイトを利用する(ただし郵送などはできない)の2択。いくつかサイトをみましたが、郵送をメインとしているものはなかなか利用できず、「本日」「明日」のチケット(原則として手渡し)を多く販売しているおけぴに登録することにしました。

こちらの良いところは、HPの最初のところにはっきり「定価以下販売限定」と書かれていること。定価を記入する欄と、売りたい額を記入する欄があり、それより高い額で売れないようになっています。

日程的には良い日程(確か前楽か千秋楽)だったのですが、超ギリギリで、席はA席であること、直接会って売るしかないと思ったことから、1割引くらいの値段で出しました。

出してから数時間後にメールを確認したら登録したメールアドレスにおけぴより「問い合わせがありました」と連絡がありました(割とすぐ問い合わせがあったのに申し訳なかった)。

購入したいというお知らせでした。

その後は相手方とメールでやりとりし、当日1時間前くらいに会場で待ち合わせることに。

電話番号を伝えていただいたので、こちらもお伝えしましたが、主なやり取りはメールで行いました。

当日

会場についたものの、それらしき方は見つからないということで、初めて電話をかけてみることに。

購入を申し出てくださった方は女性ということでしたが、電話に出られたのは男性。

ちょっと焦りましたが、近くで女性の声も聞こえたので、二人組の男女を探すことにしました。

程なく見つかったのは、スーツとおしゃれなワンピースでおめかしされたご夫婦。夫婦で大ファンだそうで、この舞台も何度も観劇しているそう。A席で申し訳ありません、と話したら急遽行けることになったので大喜びで購入させていただいたんですよ、と話してくださいました。

チケットとお金を出し、確認をしたのち、ご挨拶をして会場を後にしました。同じ封筒を2枚持っていらっしゃったので、もしかしたらご夫婦ともチケットをそういったサイトで見つけたのかもしれません。(ちなみにお札はピン札でした・・・!)

いい方でよかったです。

でも緊張した・・・・

「おけぴ」で譲渡した話②郵送

続いては、また別のタイミングで譲らざるを得なくなった話です。

こちらのチケットは先行で購入したので、おそらく半年以上前の段階で申し込み、結果が出たのが3〜4ヶ月前。しかも運のいいことに2公演分チケットが当たりました。ところが、他の用事との日程を調整した結果、泣く泣く1公演分手放すことに・・・。今回は日程が2週間前くらいには分かっていたので、振り込み郵送の方法を取ることにしました。

前回1割引で出したので、今回も少し安く譲ったら譲り先が見つかるかなと思い、定価から1000円引きで出すことにしました。

複数の問い合わせ

今思えばチケットを購入する時点で当然手数料もかかるし、郵送料もこちらもちで、だいぶ損していることになるのですが、当時はそんな相場もわからず安めに出したので、出してから数十分で3件くらい問い合わせがきました。慌てて取引中に変更し、メッセージをくださった方の文面を拝見。

どのかたも首都圏にお住まいで、今から発送しても間に合いそう。そして連絡をくださったのはほぼ同じ時間。でも、お一人だけ「絶対転売はしません、自分で観ます」と書いてくださっていました。特に他の方に落ち度があったのではないのですが、その文面が丁寧そうだったのでその方に譲ることにし、他の方にはすみませんと連絡しました。

振り込み&発送

振り込みはおけぴの「入金お取り次ぎサービス」を利用しました。

支払う側が、630円の追加費用を支払うことで、代金をおけぴに支払い、公演が終了したのちにおけぴから私に支払われるという方法です。郵送はこちらがすることになるので、住所のやりとりはしなければならないのですが、お金のトラブルは未然に防ぐことができます。振り込み手数料は相手方にお願いしました(おそらく、この手数料なども含めて相手方は定価くらいを支払うことになったのだと思います)。手数料や発送日、発送方法はあらかじめ決めて、おけぴのサイトに掲載しておくことをおすすめします。

その方ともメールでやりとりして、行ける最短の日程で郵便局に行き簡易書留で発送しました。

こちらの住所を書くのは少し抵抗があったのですが(簡易書留は書かなければならない)、向こうも住所を書いてくれているのと、家族の了承を得たため記入しました。

無事に観られたとのこと

そして、公演日が過ぎ、おけぴから無事に「あなたの口座に振り込まれました」の連絡があったと同じ時期に、相手方からも「本日無事に観劇することができました」とご連絡がありました。その方とは直接お会いすることはなかったものの、気持ちの良いやりとりをすることができたように感じます。

ちなみにですが、両方のやりとりでこちらの氏名は明かしてやりとりをしています。チケットには私の氏名が入っているので、隠してもいずれわかることだからです。ただ、個人情報ですし、私の名前で別の方に入ってもらうのは嘘になるので、これからはこういう転売をすることはやめようと思っています。

まだまだなくならない転売

本日も、チケットサイトを見ると原価より高いチケットがたくさん売りに出されています。多少高くても観たいというのはそれだけ舞台が魅力的だからこそですが、正規の値段で購入して余分なお金は劇場や劇団に支払いたいもの。会場認証や身分証明書の提示も増え、不正転売で逮捕事例もあり、またその代わりに正規の救済サービスも整ってきているので、そちらを利用していけたらと思います。

それよりはまず、早く幕が上がってくれええええ!!!

3/22追記:本日雪組大千秋楽、そして27日から星と花も初日を迎えることが発表になりました。HPの文章から並々ならぬ公演への思いを感じ、こちらも「絶対公演を成功させる」と強く感じました。普段から検温や体調管理などは気をつけているところではありますが、今後も気をつけたいと思いました。

打倒コロナ!

お読みくださりありがとうございました。

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